バブル崩壊から金融機関破綻までの時間
バブル崩壊の影響による金融機関の経営行き詰まりと破綻は、直ちに到来するものではありません。少しばかり時間が必要です。
日本におけるプロセスですと、1989年が資産バブルのピーク、1990年にそれが崩壊し始め、山一証券の破綻が1997年、長銀の国有化が1998年ということで、金融機関が追い込まれて破綻するまでに7年程度の時間が経過しています。
(出所)ブルームバーグより大和投資信託作成
(日経平均株価の長期推移:大和投資信託のホームページより)
仮に中国のバブル期が、上海総合指数(下記再掲)のピークが示すように、2007年だとしますと、今年2013年はそれから丁度6年経過していることとなり、日本の経験における金融機関破綻までの経過期間7年間のタイムリミットに接近している時点ということになります。山一證券破綻のウワサが出始めたのも、実際の破綻の結構以前からのことであり、今般の中国におけるシャトーバンキング騒動の発生も、どうやらこれと奇妙に符合します。
以上、日本のバブル崩壊後の経験からシンプルに推定すれば、中国のバブル崩壊後の金融破綻処理は、どうもこれから1年以内(2014年度内)に発生するものと想定しておくのが妥当であるように思います。
(上海総合指数と日経平均の比較10年チャート:SBI証券より引用)
日本におけるプロセスですと、1989年が資産バブルのピーク、1990年にそれが崩壊し始め、山一証券の破綻が1997年、長銀の国有化が1998年ということで、金融機関が追い込まれて破綻するまでに7年程度の時間が経過しています。
(出所)ブルームバーグより大和投資信託作成
(日経平均株価の長期推移:大和投資信託のホームページより)
仮に中国のバブル期が、上海総合指数(下記再掲)のピークが示すように、2007年だとしますと、今年2013年はそれから丁度6年経過していることとなり、日本の経験における金融機関破綻までの経過期間7年間のタイムリミットに接近している時点ということになります。山一證券破綻のウワサが出始めたのも、実際の破綻の結構以前からのことであり、今般の中国におけるシャトーバンキング騒動の発生も、どうやらこれと奇妙に符合します。
以上、日本のバブル崩壊後の経験からシンプルに推定すれば、中国のバブル崩壊後の金融破綻処理は、どうもこれから1年以内(2014年度内)に発生するものと想定しておくのが妥当であるように思います。
(上海総合指数と日経平均の比較10年チャート:SBI証券より引用)